株式会社HIKKYは、世界最大級のメタバースイベント『バーチャルマーケット2024 Winter』を、2024年12月7日から22日の計16日間にわたり開催いたしました。

通算13回目の開催となる今回も多くの企業・団体、一般サークルの方々にご出展いただき、期間中の累計来場者数は延べ120万人を記録しました。

バーチャルマーケット2024 Winterでは、VR会場の企業出展会場を「パラリアルラスベガス」「パラリアルお台場」「パラリアルフジヤマ」の全3会場、一般サークル出展会場を全21会場、Vket Cloudで制作したWebメタバース企業会場を1会場及び「Vket Fusion Fes」会場、さらに同時開催のバーチャル上の音楽即売会「MusicVket 6」会場を制作し、開催期間中の累計来場者は延べ120万人以上を記録しました。本イベントを通じて、来場者からは「普段知ることのできない商品や文化に触れることができた」「メタバースの可能性を改めて感じた」といった感想が寄せられ、メタバース体験の多様性と広がりを感じる場となりました。

また、今回のVketでは地方自治体や地方の中小企業などの新規参入が増え、大手企業のみならず幅広い業種がメタバースを活用する動きが活発化していることが伺える結果となりました。

さらに、大手VTuber事務所「ホロライブ」所属の「火威青」さんとのタイアップブースの出展や、世界TOP10のフォロワー数を誇るVTuber「白上フブキ」さんによる動画配信など、人気VTuberによるコンテンツも増加し話題に。これにより昨夏の人気ストリーマーからの発信に続き、様々な層へのメタバースの認知拡大や新規参入者の増加が進展しています。

バーチャルマーケット2024 Winterを楽しむ来場者の様子

【出展企業・団体施策内容】

今回ご出展いただいた様々な企業・団体様の実施施策の一部をご紹介します。

サントリー株式会社

3度目のブース出展となる今回は、サントリーのノンアルコール飲料ブランドの世界観が楽しめるブースを用意。ブース内のアバターと乾杯すると、「オールフリー」や「のんある酒場レモンサワーノンアルコール」など計4つのノンアルコール飲料にぴったりな料理が出現！缶を開けるプシュッという音やグラスに注がれる音など、思わず飲みたくなるようなシズル感溢れる演出を楽しむことができるコンテンツを展開しました。また合計1,000名様にサントリーのノンアルコール飲料セットが当たるプレゼントキャンペーンを実施。多くの方にご応募いただき、実際にサントリーのノンアルコール飲料を楽しんでいただく様子がXにも多く投稿されました。

またアンケートには1,000名を超える方にご回答いただき、「ノンアルクイズでさらに多くのノンアルコールについて知ることが出来た」「様々な種類のノンアルコール飲料があることを知った。またサントリーブースで会話をした友人からノンアルコール飲料の感想を聞いて、飲んでみたいと思うようになった」など、今回のイマーシブ体験を通じてノンアルコールに興味関心を持たれたお客様の声が寄せられました。

サントリー様コメント

前回に引き続き、ノンアルコール飲料をもっと気軽に楽しんでいただきたいという思いから、「バーチャルマーケット2024 Winter」に出展いたしました。メタバース上での没入体験を通じて当社ノンアルコール飲料商品の魅力を知っていただけたと思います。特に今回、HIKKY様に実施いただいたノンアルコール飲料のプレゼントキャンペーンでは、実際に当社商品をお客様に飲用いただくことでより身近に感じていただけたのではないかと思います。

今後もリアルとメタバースの繋がりを信じて、未来の需要創造に向けた新たな取り組みを続けていきます。

キヤノン株式会社

キヤノンは、同社の3D VR映像撮影システム「EOS VR SYSTEM」を活用して制作された映像が楽しめるブースを展開。ブース内では、登録者数約130万人以上の料理チャンネル「Genの炊事場」さん、190匹以上の保護動物と暮らす「アニマルハウスユーキ」さん、Vketアンバサダーの「日ノ本マイ」さんとコラボレーションした臨場感のある3D映像/3D VR映像が視聴でき、SNSでは「本当に目の前に動物たちがいるようなリアルな映像が観られた！」「こんな動画が撮れるキヤノンのカメラすごい！」といった好意的なコメントも多く見られました。さらにブース内で実施したアンケートには約4,000の回答があり、HMDユーザーの方々から「EOS VR SYSTEM」ならびに3D VR映像体験へのフィードバックが集められました。

キヤノン様コメント

VRに関心のある方々から弊社製品ならびに映像体験に関するフィードバックを頂く非常に貴重な機会となりました。映像に対してSNSやアンケートでも好評のお声を多くいただきましたこと感謝申し上げます。今回YouTuberの方々とのコラボレーションとして、これまで3D映像や3D VR映像を取り扱われたことがないクリエイターの方々と一緒に取り組ませていただきました。コラボレーションを通して、今後3Dや3D VRのコンテンツがたくさん生まれていく未来を想像して我々もワクワクしました！バーチャルマーケット2024Winterをきっかけに、3Dならびに3D VRの映像表現やキヤノンのEOS VR SYSTEMに興味を持っていただけるきっかけとなっていれば幸いです！

マツダ株式会社

今回バーチャルマーケット初出展となったマツダのブースでは、マツダを代表するライトウェイトスポーツカー「ロードスター」を自分好みにカスタマイズして、好きな背景＆演出と一緒に写真・動画撮影ができるブースを展開。特に自分のアバターをデカールとして車体に貼り付けることができるギミックが好評で、自身のアバター姿を貼り付けたオリジナルロードスターの写真のSNS投稿が多く見受けられました。ブース内で実施したアンケートでは、今回のブース出展でマツダの印象は変わったか？の質問に70％以上の方が良くなったと回答し、メタバースでの体験を通して好感度が上がるという結果に。さらに車内まで精巧に作られたロードスターの3Dモデルは車好きのユーザーからも好評で、「細かいところまで再現されていてすごい、ロードスターかっこいい！」「3Dモデルとして販売してほしい」などの声も多く寄せられ、車に興味があるというターゲットユーザーにしっかりリーチできた結果となりました。

マツダ様コメント

マツダ株式会社はこの度のVket初出展にてメタバース参入の第一歩を踏み出しました。来場者の方々との交流や、ロードスターと楽しんでいる様子をSNSに投稿頂いたことで、多くの繋がりが生まれたことを大変嬉しく思います。

今後も皆様と共に、メタバース領域からマツダを盛り上げていけるよう全力で取り組んでまいります。

キーン・ジャパン合同会社

今回初の本格ブース出展となった米国・ポートランド発のアウトドア・フットウェアブランド＜KEEN（キーン）＞を展開するキーン・ジャパン合同会社は、KEENがおこなっている地球環境にやさしいモノづくり＜CONSCIOUSLY CREATED：地球と人にやさしいツクリカタ＞を学びながら、KEENのシューズをお好みのカラーで作る体験ができるブースを展開しました。多くの来場者が自身で製作したKEENシューズの写真をSNSに投稿し、『#KEENXVket』のハッシュタグが一時期トレンド入りするほど話題に。「KEENがサステナブルなモノづくりをしていることは知らなかった」「おしゃれでかっこいいだけじゃなく、どんな素材でどんな工程で靴が作られているか知ることができて良かった」といった好意的な声が多く寄せられ、ソールやシューレースなどの素材感まで精巧に製作されたシューズの3Dモデルは、来場者からぜひ販売してほしい、リアルとリンクコーデしたいという声も多く頂きました。

キーン・ジャパン様コメント

今回が初のVket出展でしたが、皆さまお楽しみ頂けましたでしょうか？

普段なかなか見ることのできない工場ブースや、細かなディテールまで再現されたシューズに驚かれた方も多かったのではないでしょうか。ご来場頂いた方々からの素敵な感想も拝見しており、社員一同に嬉しく思っております！

今回のブース体験を通して＜CONSCIOUSLY CREATED：地球と人にやさしいツクリカタ＞に触れて頂けたこと、また、KEENのサステナブルな取り組みに共感していただけたことを大変うれしく感じています。

アサヒ飲料株式会社

Vket初出展となったアサヒ飲料のブースでは、HIKKYと共に進めていたVR空間での商品開発会の体験・認知拡大を目的としたブースを展開。ブース内では有志のVRユーザーと共に開発した、オリジナルギミック付きの「カルピス」やウィルキンソンなどのアサヒ飲料商品の3Dモデルを設置し、来場者にメタバース空間における飲料の楽しみ方を感じていただきました。さらに2つのオリジナルギミック付き飲料をブース内で販売し、アサヒ飲料の公式であるということやその品質の高さから多くのユーザーに支持を得て、Vket期間内で合計600点以上の販売を記録し、VR空間における飲料としてアサヒ飲料が定着する兆しが見られました。

※「カルピス」はアサヒ飲料の登録商標です

アサヒ飲料様コメント

今回の出展を通じて、VRユーザー同士のコミュニケーションが活発になり、当社ブランドに親しみを感じて頂けていたら幸いです。また、期中に開催したフォトコンテストでも、想像以上にたくさんのご応募を頂くことができ、大変嬉しく思います。そして、VRユーザーと共に開発したオリジナルギミック付き３Dモデルが多くの方に支持されたことを受け、今後もVRユーザーの皆さんとともにVR空間における新しい試みにチャレンジしていきたいと考えております。

山形県

都道府県として初となるバーチャルマーケット出展となった山形県は、県内の農林漁業者及び食品製造業者が製造する県産農林水産物を使用した加工食品の魅力を発信するとともに、販路の開拓・拡大を図る目的で、Vket Cloudで作成したスマートフォンからもアクセスできるWebメタバース会場及びパラリアルお台場に展開するVRChatブースにて「山形のうまいものメタバース展示会」を開催しました。山形県の農林水産物やそれらを使用した加工食品を知ることができるブースを通じて、ポスター展示されている商品を実際に購入された方や、ブース内で実施したアンケートでは山形県に行ってみたいと思ったという回答が約80％、実際に行くと決めたという回答が10％という結果となり、山形県の認知拡大・PRの場としてもご活用いただきました。

山形県様コメント

今回初めてバーチャルマーケットに出展させていただきましたが、多くの方に山形県ブースにお越しいただき、本県の農産物やそれらを使用した加工食品をはじめ、山形県の魅力を知っていただけたのではないかと思います。山形県には四季折々の美味しい食べ物がまだまだたくさんありますので、今度はぜひリアルの山形県にお越しいただき、山形のうまいものを味わっていただければ幸いです。

静岡競輪場

今回バーチャルマーケットへ初出展となった静岡競輪場は、2024年末に静岡競輪場で開催された「KEIRINグランプリ2024シリーズ」のPR及び競輪自体の若年層への認知拡大の場として、ミニチュアの競輪コースで本物さながらのレース展開をするのを間近で見ながら、投票体験が楽しめるブースを展開。ブース内では何度も投票体験をして友だちと一緒に没頭して楽しんでいるユーザーの様子が多く見受けられ、「競輪は実際にやったことがなかったけどメタバースで気軽に体験できて面白かった」「実際に競輪場にも行ってみたい」といった声も寄せられ、SNSへの投稿も多く見られました。メタバースを通じた若年層へのリーチ・認知拡大という目的を達成できる結果となりました。

静岡競輪場様コメント

この度、静岡競輪場として初めてバーチャルマーケットに出展し、「KEIRINグランプリ2024シリーズ」のPR活動および若年層への競輪の認知拡大に取り組みました。本ブースでは、ミニチュア競輪コースでのレース観戦や投票体験を通じて、多くのユーザーに競輪の魅力を手軽に楽しんでいただくことができました。実際にブース内で投票体験に没頭するユーザーや、「競輪場にも足を運んでみたい」といった声が寄せられたことは、大変励みとなりました。また、SNSを通じた発信も多く見受けられ、競輪の新しい可能性を広げることができたと考えています。ぜひ、ユーザーの皆様には一度競輪のリアル観戦も体験していただければと思います。

最後になりますが、「KEIRINグランプリ2024シリーズ」も大盛況のうちに終了し、今回のメタバースでの体験がさらなる競輪ファンの創出につながることを期待しています。今後も新たな取り組みを通じて、競輪の魅力を幅広い世代にお届けしてまいります。

バーチャルマーケット2025 Summer開催！

次回、通算14回目の開催となる「バーチャルマーケット2025 Summer」を、今夏に開催いたします。詳細は2月上旬に発表予定です。本イベントへの出展やメタバースイベントの実施に興味のある企業様は下記よりお気軽にお問い合わせください。

https://hikky.co.jp/contact/company/service

世界中から120万人以上が来場！有名VTuberも参戦！『バーチャルマーケット2024 Winter』開催レポート